小池勝也の 「コア・ポジショニング」 研究ノート

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help RSS 8.ビジネス・コンセプト(BUSINESS CONCEPT)=事業化するための基本コンセプト

<<   作成日時 : 2009/04/22 01:28   >>

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5つ目のフレームは、「ビジネス・コンセプト」(BUSINESS CONCEPT)です。
使命、ビジョンを具体的に「事業化する」ための基本コンセプトを考える
工程となります。

コア・コンピタンスが、組織が内包する能力や資産といった、自らの
制約条件から考えたのに対して、「ビジネス・コンセプト」は、組織が
存在する社会的背景、置かれた環境的条件から組織の戦略を考えます。

ここで用いる「ビジネス・コンセプト」という考え方は、コア・コンピタンスを
提唱したゲイリー・ハメルの著書『リーディング・ザ・レボリューション』から
引用しています。ハメルよれば、ビジネス・コンセプトを考えることは、
厳密に言えば競争戦略ではなく、競合他社との正面衝突を避けるものであると
述べています。

つまり、戦略的なビジネス・コンセプトというのは、実は、発想としては、
攻撃よりも回避に重きをおいているものであり、また、その発想の根幹は、
他と異なっているということを主張するものであることが重要となります。

では具体的に、ビジネス・コンセプトをどのように構築していけば良いのかを
考えてみましょう。

 

ビジネス・コンセプト

 

@専門性(SPECIALTY)

組織が持つ高い技術力と豊かな経験力、そして、それをだれよりも上手く
顧客に提供できる専門性が表現されているか?

使命やビジョンを、事業という形で実現し、求められる価値を顧客に
届けようとした場合、それをどこの誰よりも上手く提供できるという
専門性とはどのようなものか、そして、それを自らが提供できるかを
検証します。

 

A独自性(ORIGINALITY)

既存市場のルールに自らを合わせるのではなく、先見力や独創力により、
新たなアプローチ方法を、自ら創造できるユニークな存在であるか?

単に専門性が高いというだけでは、模倣を防ぐことはできません。
専門性に、独自性が加わって初めて、そのビジネスは模倣が困難なものに
なります。

 

B収益性(PROFITABILITY)

組織を維持し発展させていくに十分な収益を上げるための、市場性と
生産性を発揮できるか? 

どんなにビジネス・コンセプトが優れ、模倣が困難なものであっても
ビジネスとして市場性が無ければ意味がありません。

また、専門性があり独自性があっても、製品やサービスの生産効率が  
悪くては、ビジネスとして 成り立ちません。優れたビジネス・コンセプトは、
優れた収益性を実現できるものであることが必要です。

 

ビジネスコンセプト三要素

つまり、優れた「ビジネス・コンセプト」とは、組織が外部環境に対応して
「どうなるべきか?/どうすべきか?」を問い、これに答えたもの
でなければなりません。

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